貸倒引当金
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勘定科目『貸倒引当金』
■貸倒れ
売掛金や受取手形の代金が回収できなくなることを貸倒れといいます。

■勘定科目『貸倒金』(損益計算書の費用)
取引先や貸付先の倒産などによって実際に回収できなくなったと判断されます。売掛金、受取手形、貸付金などの貸倒損失を処理するのが『貸倒金』です。

■勘定科目『貸倒引当金』(貸借対照表の負債)
当期末にある売掛金などが来期で貸倒れることを想定して当期末にあらかじめ見積もった金額です。

貸金の帳簿価額の合計額の5.5%以下まで認められている
【参考サイト】
申告納税制度

貸倒引当金は、後から支払う必要があるかもしれないお金をあらかじめ見積もっている金額なので負債になります。青色申告で言うと、貸借対照表にある「貸倒引当金」がこの貸倒引当金にあたります。

■勘定科目『貸倒引当金繰入』(損益計算書の費用)
予算などにある金額を編入する、入れることを繰り入れるといいます。それで貸倒引当金を繰り入れるときは、勘定科目『貸倒引当金繰入』で処理します。

貸倒引当金繰入は、費用として処理され必要経費にできます。青色申告で言うと、損益計算書の「各種引当金・準備金等」の「繰入額等」にある「貸倒引当金」が貸倒引当金繰入のことです。

■勘定科目『貸倒引当金戻入』(損益計算書の収益)
予算などのある金額を編入したのを戻す、入れたのを戻すことを繰り戻すといいます。それで貸倒引当金を繰り戻すときは、勘定科目『貸倒引当金戻入』で処理します。貸倒引当金戻入は、収益として処理されます。

青色申告で言うと、損益計算書の「各種引当金・準備金等」の「繰戻額等」にある「貸倒引当金」が貸倒引当金戻入のことです。
仕訳
■決算時(12月31日) 貸倒引当金の見積り

(1)期末まで残った貸倒引当金を繰り戻して一度貸倒引当金を0にする
あらかじめ0ならする必要はない

貸倒引当金が減る → 負債が減る → 借方
貸倒引当金戻入が増える → 収益が増える → 貸方

借方 貸方
貸倒引当金 A円 貸倒引当金戻入 A円

A=期末まで残った貸倒引当金

(2)当期末にある売掛金などの回収債権のうち、来期に貸し倒れるかもしれない金額の貸倒引当金を繰り入れる

貸倒引当金が増える → 負債が増える → 貸方
貸倒引当金繰入が増える → 費用が増える → 借方

借方 貸方
貸倒引当金繰入 B円 貸倒引当金 B円

B=売掛金などの回収債権のうち、
来期に貸し倒れるかもしれない金額

■貸し倒れたとき

(1)前期に貸倒引当金を設定していた売掛金などの回収債権が貸し倒れた場合は、『貸倒引当金』でまず処理する
貸倒引当金だけでは足りない分は貸倒金で処理する

貸倒引当金が減る → 負債が減る → 借方
売掛金が減る → 資産が減る → 貸方
貸倒金が増える → 費用が増える → 借方

借方 貸方
貸倒引当金 ○円 売掛金など ○円
貸倒金 ○円

(2)当期に発生した売掛金などの回収債権が貸し倒れた場合、または貸倒引当金を設定していなくて貸し倒れた場合は、貸倒金で処理する

売掛金が減る → 資産が減る → 貸方
貸倒金が増える → 費用が増える → 借方

借方 貸方
貸倒金 ○円 売掛金など ○円
■決算で貸倒引当金5万円を見積り繰り入れた

借方 貸方
貸倒引当金繰入 50000円 貸倒引当金 50000円

■決算で貸倒引当金5万円を見積った
ただし貸倒引当金2万円があらかじめ残っている


借方 貸方
貸倒引当金 20000円 貸倒引当金戻入 20000円
貸倒引当金繰入 50000円 貸倒引当金 50000円

■取引先の倒産で当期に発生した
売掛金1000円が回収不能になった


借方 貸方
貸倒金 1000円 売掛金 1000円

■取引先の倒産で前期に発生した
売掛金1000円が回収不能になった
この売掛金には貸倒引当金500円を設定していた


借方 貸方
貸倒引当金 500円 売掛金 1000円
貸倒金 500円


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