MACD
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MACD(マックディーと読むことが多い)は、直近の株価の影響が色濃く出るようにした平均値の差額であり、必ずシグナルと言われるMACDの平均値が併記されます。

■MACDの計算式

(1)EMA

EMA(指数平滑移動平均値)とは、直近の値ほど重視して足し、過去の値ほど指数関数的に軽視して足したものの平均値です。なので、単なる平均値と違い、EMAは、直近の株価の影響が色濃く出た平均値となります。

(2)MACD

MACD = EMA ( n1 ) − EMA ( n2 )  ( n1 < n2 )
シグナル  = MACDの「n3」日移動平均線

一般的には、以下の値を用いています。

n1=12(日、週、月)
n2=26(日、週、月)
n3=9(日、週、月)


■MACDによる株価分析

MACDは、基本的に直近の株価の影響を重視した移動平均線と同じようなものなので、移動平均線と同じように考えることができます。

(1)上昇トレンドの判断

@MACDが上向いている
AMACDがシグナルを上抜いている(ゴールデンクロスしている)

このとき上昇トレンドだと判断できます。

これも移動平均線と同様なので、上昇トレンドとなるときは必ず満たすことになります。ただし、これは上昇トレンドとなるための必要条件であって十分条件ではありません。

(2)下降トレンドの判断

@MACDが下向いている
AMACDがシグナルを下抜いている(デッドクロスしている)

このとき下降トレンドだと判断できます。

この条件は、下降トレンドとなるときは必ず満たすことになります。ただし、これは下降トレンドとなるための必要条件であって十分条件ではありません。




■参考程度の売買判断方法

(1)買い判断

MACDがシグナルとゴールデンクロスするときが買いと判断できます。

(2)売り判断

MACDがシグナルとデッドクロスするときが売りと判断できます。


■検証結果

システムトレードの検証ソフト:パイロンによる検証結果が以下のものです。

名前 内容
検証期間 1990/01/01〜2008/12/31
銘柄 東証一部上場企業1813銘柄
売買ルール @MACDがシグナルとゴールデンクロスしたら買い
A購入株価より±10%変動したら売り
検証結果 勝率=45.38% 平均利益率=-0.8%

したがって、MACDのゴールデンクロスによる買い判断方法は、その株価から10%上昇する確率も10%下落する確率もほとんど同じ50%であり、株価の動きがランダムと考えられる50%とほとんど同じなのであまり有効ではないと考えられます。


■テクニカル指標つき株価チャート
Yahoo!ファイナンス チャート
株価指数 チャート MSN

EMA(指数平滑移動平均値)計算式 (参考)

n:平均する期間
EMA(t、n):t日の時点のn日間の指数平滑移動平均値
V(t):t日の時点における株価(終値)
α:平滑化定数、0≦α≦1、0≦1−α≦1

α=2/(n+1)

(1)t=最初の計算日のとき
EMA(t、n)={ΣV(t−k)}/n (k=1〜n)

(2)t=最初の計算日以降の日のとき
EMA(t、n)=EMA(t−1、n)+α×{ V(t)−EMA(t−1、n) }

EMA(1、n)={ΣV(t−k)}/n
EMA(2、n)=EMA(1、n)×(1−α)+α×V(2)
EMA(3、n)=EMA(2、n)×(1−α)+α×V(3)
=EMA(1、n)×((1−α)^2)+α(1−α)×V(2)+α×V(3)

EMA(t、n)=α×V(t)+α(1−α)×V(t−1)+α((1−α)^2)×V(t−2)
+・・・+α((1−α)^(k))×V(t−k)+・・・
+α((1−α)^(t−2))×V(2)+EMA(1、n)×((1−α)^(t−1))

={V(t)+(1−α)×V(t−1)+((1−α)^2)×V(t−2)
+・・・+((1−α)^(k))×V(t−k)+・・・
+((1−α)^(t−2))×V(2)
+EMA(1、n)×α×((1−α)^(t−1))}×(2/(n+1))



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